夢は見るもの?何を差し置いても、それは必要?
問いかけるものの多い作品だな、というのが印象的でした。
主人公の夢からスタートした物語はその『夢』が、各所キーワードになり進んでいきます。
出会いも、共に過ごした時間も、別れも、そして、再会も。
諦めきれずにいたのは、自分の中の大切なものだから。夢も、恋も。心の中にしか感じることはできません。トメさんとお話ししているのは、トメさんを介して、心を見つめ直している時間なのだと思います。
人生は一筋縄ではいかない。思いもよらないことに遭遇したとき、人は、何かから試されているのかもしれません。それでも捨てきれないものがあるならば、とことん付き合ってみて欲しいと思う。だって、自分のことなんだから。
夢は見る為のものじゃなくて叶える為のもの、ですから。
タイトルも、素敵です。きっとこれからは何かに試されたって『わらって』過ごしていけるはず。