蝶龍‡番外編‡
バイクを走らせて家まで送ってもらった
行はあんなに光樹の匂いや温もりを
肌に感じていたのに
帰りは不安でいっぱいだった
もう傷つくことはない
そう分かっていても怪我をしないか
巻き込まれないか心配だった
光樹「琉伊??…なんか悩み事とかあんのか…あるなら教えろ。ぜってぇ力になるから」
真剣な光樹の瞳
その眼差しから伝わる強さ
でも、本当のこと言ったら
光樹は絶対に反対するから…言えないよ
琉伊『大丈夫…ちょっと暁兄の夢見ただけだから…』