蝶龍‡番外編‡
う、そ…嘘だ。
ウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだ…。
何度、心で叫んでも…
目の前の光景は現実であることを
自分の五感が感じ取っている。
琉伊『ど…して…なん、で…。か、ぃ兄…け、い兄…っ』
芯「くっ…クククッ…あははは‼︎いいよ、琉伊その顔、その声、全身から溢れ出る絶望…いい、実にいいよ‼︎あははは‼︎」
狂ったような笑い声
琉伊『あ……あぁ……うっ…』
必死に自分を抱いた
崩れるな。負けるな。挫けるな。絶望するな。
そう言い聞かせながら…