くじら喫茶
「はぁ~バイト行くのメンド~イ。休んじゃおっかな~」

と俺の目線に合わせて甘えるように言ってきた。

「行っとけよ。ここで心が休んだらもっと言われるだけだって」

俺の言葉を聞いた彼女はぷぅ~と頬を膨らませた。

わかってる。

こんな言葉を彼女が望んでいないこと。

だけどあえて突き放す。

俺にはちょっと作戦があるんだ。

それを邪魔されたら困る。

今日こそは、実行してやる。

桂木エイト(かつらぎ えいと)17歳。

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