白の偽り姫
-出会い-
それから数日がたち、私たちの仲は以前より深まった。



「おっはよーっ!」



『おはよーっ!』



「せな今日の放課後あいてる?」



『うん!どこか遊びに行く?』



「んー。今日はちょっと紹介したい人がいるんだ。」



蘭には幼馴染の先輩がいて私にその人を紹介してくれるらしい。

女の子かな?

男の子だったらどう接したらいいのだろう。



『うまく話せないかも。』



「大丈夫!あいつバカだし誰にでもフレンドリーだからすぐ打ち解けられるよ!」



ノープログレム!と笑いかけてくれた。



幼馴染のほかにももう一人友達が来るって言っていた。

蘭はその人のことはあまり知らないらしい。




お友達が増えるかもしれないという期待で今から放課後になるのが楽しみだ。
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