白の偽り姫
あっという間に放課後になり、緊張と不安でいっぱいになりながらも待ち合わせのスタバへ向かった。


スタバは学校からバスで１０分くらいのところにある。


店内に入ると手招きしている人がいた。


男の子だ・・・。




先輩方は先に来ていたみたい。



「ごめん待った？」



「よーっ！蘭！俺らもさっき来たとこ！久しぶりだな！」



「昨日会ったじゃん！ｗ」


さすが幼馴染だけあって仲良しだなー。

私は蘭の後ろに隠れて２人の会話を聞いていた。



すると先輩と目があい、



「お！その子がせなちゃん？」



私は急に自分に視線が集まったのにびっくりしてしまい、頷くことしかできなかった。

緊張している私を見て蘭は笑っていた。
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