白の偽り姫
ガチャ。



「もー。先生話長すぎ!ごめんね待たせて。」



『大丈夫だよ!ご飯食べようか!』



「「いただきまーす!」」



「てか、お昼に誘うなんて珍しいね?」



「今日はねちょっと話があってね。」



「学校祭近いだろ?生徒会が作った企画があってな。それに一緒に出てくれないか?思い出づくりのためにも、な?」






企画の内容は男女ペアで出場。 

その中で1番お似合いのカップルを決めるということらしい。

1位をとった人には景品もあるという。



それにジンクスもあるとか・・・。

それは教えてくれなかった。



楽しいことが大好きな蘭は二言返事でみんなで出ることになった。



「蘭は俺と組んで、せなちゃんは冬汰と組んでくれ!」



私は大丈夫だけど冬汰先輩は私と組むこと嫌じゃないだろうか?

私は冬汰先輩のほうを見てみた。



「せなちゃん、俺たちが優勝とっちゃおうか!」



にこっと笑いかけてくれた。

その笑顔にほっとした。



『とっちゃいましょう!」



楽しみが増えた。

学校祭が待ち遠しい。


< 21 / 40 >

この作品をシェア

pagetop