白の偽り姫
私たちは企画用に用意しておいた私服に着替えた。

先輩たち遅いなあ。



「「きゃあああぁぁあ」」



な、なにごと!?

声のする方を見てみると先輩たちが歩いてこっちへ来ていた。

普段見ない私服に私はどきっとした。

冬汰先輩、制服の時とは違う雰囲気。

これは女の子たちも騒ぐ訳だね。



「待たせて、ごめんね。」



『全然大丈夫です。』



「せなちゃんの私服初めてみた。かわいいよ!」



『冬汰先輩も素敵です!』



冬汰先輩と話していたら、

「ではただいまより生徒会企画を開催します!出場者のみなさまにはこの花道を歩いてもらい、お客様にはお似合いだと思うカップルに1人1票投票していただきます!それでは1番のかたから順に出てきて下さい!」

全部で17組の男女が出場していた
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