白の偽り姫
んー、いい天気。
朝からバタバタしたけどそんなこと忘れて今日からどんな高校生活が始まるのかドキドキしな
がら学校へ向かった。
学校へは自転車で20分。
節約のためバスは使わない。
私の家は母子家庭でお父さんは私が小さいときに天国へ行ってしまった。
お父さんの記憶はほとんどない。
でも天国へ行ってしまう前日のことは鮮明に覚えている。
私が5歳のころ、お父さんが入院している病院へ行った。
お母さんはこの日がお父さんと会えるのが最後だってわかっていたのかもしれない。
2人とも泣いていたから。
「せなにこれをあげよう。」
『わー!かわいい!お父さんありがとう!だいすきー!』
その時もらったクローバーのネックレスをこの歳になった今でも毎日身に着けている。
最後のお父さんの言葉は、
「これよりもっといいものをプレゼントしてもらえるような素敵な女になるんだぞ。」
16年間生きてきてまだ一度も異性からプレゼントはもらったことはないけど高校生活では友達もたくさんつくって素敵な恋もするんだから!
朝からバタバタしたけどそんなこと忘れて今日からどんな高校生活が始まるのかドキドキしな
がら学校へ向かった。
学校へは自転車で20分。
節約のためバスは使わない。
私の家は母子家庭でお父さんは私が小さいときに天国へ行ってしまった。
お父さんの記憶はほとんどない。
でも天国へ行ってしまう前日のことは鮮明に覚えている。
私が5歳のころ、お父さんが入院している病院へ行った。
お母さんはこの日がお父さんと会えるのが最後だってわかっていたのかもしれない。
2人とも泣いていたから。
「せなにこれをあげよう。」
『わー!かわいい!お父さんありがとう!だいすきー!』
その時もらったクローバーのネックレスをこの歳になった今でも毎日身に着けている。
最後のお父さんの言葉は、
「これよりもっといいものをプレゼントしてもらえるような素敵な女になるんだぞ。」
16年間生きてきてまだ一度も異性からプレゼントはもらったことはないけど高校生活では友達もたくさんつくって素敵な恋もするんだから!