恋の香りに
┫テーブルフロア┣



うわぁ…ここもすごい人数!!
本当に見つかるんだろうか…?



視線を回してみると一カ所に女子達の集まりがありその中心にはアキラくんらしき人物がいた!


いや、どう見てもあれはアキラくんだ。



美由「やっと見つけた。」ホッ…



ドンッ!



美由「きゃっ…」カチャ



?「うわっ!?」



周りを全然見てなかったせいで誰かにぶつかってしまった。
ん?
よく見たらこの人アキラくんを連れて行ったタツヤって人じゃない!?



それにあたしのメガネどっかいっちゃったよ!?
どこいったの!?



いやいや、落ち着けあたし!
まずはこの人に謝らなきゃ。



美由「ごめんなさい!あたしよそ見してまって…!怪我はありませんか?」



タツヤ「いや俺の方こそ悪かった!お前の方こそ大丈夫?
あっこのメガネお前………の…!?///」



あたしのメガネ!!
この人ちょっと変なやつだと思ったけど実はいい人だったんだ!



美由「ありがとうございます!良かったぁ…メガネなくしちゃったらどうしようかと…
ひゃぁぁっ!?///」



グイッ



タツヤくんからメガネを受け取ろうとしてもその手をなかなか離してくれず、そのまま引き寄せられるように抱きしめられた。



この状況に周りの人もざわつき始めた。




美由「あっ…ぁぁあの…?」




タツヤ「お前は俺の”天使”♡」



美由「へ…………………?///」



急に何言ってんのよぉぉぉ!?
意味わかんないから!
ってか離してよ!




女子「誰あの子!?タツヤさまに抱きし められるっ!」




女子「タツヤさまから離れなさいよぉ!」



違うよ!
それじゃあたしから引っ付いてるみたいじゃない!


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