恋の香りに
┫放課後┣
キーンコーンカーンコーン♪
キーンコーンカーンコーン♪



やっと1日が終わったよぉ!



美咲「美由ぅ帰ろう!今日冬美んちで晩御飯だよ!」




冬美「久しぶりにお鍋食べようよ♪」




お鍋!?♡



美由「うんっ行く行く!!♡」




ぎゅっ!




美由「ひゃっ!?」



アキラ「美由ちゃん俺にバイバイ言わずに帰んの?」




女子達「きゃあぁぁー!///////」



アキラくん近っ!?
いきなりアキラくんに腰に手を回されてびっくりしたよ!



ってかあたしったら”関わらない”とか言っといて早速何やってんだぁぁ!?
でもバイバイ言わずなのは失礼?なんだろうか。




平常心…平常心…!




美由「ごめんなさい…!///
アキラくんまた明日ね!」




よしっちゃんと言った!




アキラ「………///おっおう…また明日!」




ガラララパタン




ぷしゅ~~//////




アキラ「俺何してんだろ///自分で言わせといて何照れてんだよバカヤロ…/////」



茜「なぁにへたばってるのよ!アキラ!」



パシッ



アキラ「おわっなんだ茜かよ…。」




茜「なによその言い草はぁ~!」



俺の背中を叩いたこいつは幼なじみの成瀬茜(ナルセアカネ)。
こんなバカなやつでも”NAG”というグループの総長。




茜「ねぇアキラ!今朝私のヤツらがごめんね!キツく言っといたから許してあげて?」




アキラ「なんだ知ってんのかよ。別にいいけどあいつらの言葉使いちゃんと直させとけよ?」




茜「りょーかいしました♪
そういえば食堂で騒ぎがあったみたいね。タツヤと女子取り合ってらしいわね?すっごい美少女なんでしょ?」



茜のところまで届いてんのか。
確かにあの子はかわいかった///
あんな綺麗で澄んだ瞳も見たことがない。
一瞬だけどあの子が美由ちゃんに見えた。
もしかして…


 
茜「ちょっとアキラ!聞いてる?」



アキラ「あぁごめん、なんだっけ?」



茜「もぅ、だからその女の子誰だったの?」



アキラ「それがわかんねーんだよなぁ。リボンの色からして二年だと思うんだけど、見たことない子だった。」



茜「ふーん。そうなんだ。」ニヤ




アキラ「茜ぇお前、その子目つけて苛めたりすんじゃねーぞ?」



茜「や~だっそんなことしないわよぉ♡」




アキラ「ならいいけど、じゃあ俺帰るな。」



茜「うんっばいば~い!」



ガラガラ…パタン=3




茜「ふふ…大丈夫よ。礼儀を知らない奴にはシツケするだけ…。」



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