二重人格彼氏
「無事でよかった。岡崎、ありがとう」
と、先生言った。
「いえ、僕は別に」
と、翔哉くんはいっている。
僕なんて一人称、久しぶりに聞いたなぁー。
何て思っていたら、
「念のため、病院にはいってもらう。家には、連絡しといたから。電話にでた人は、お兄さんかな?」
「はい……」
「すごく心配されてたよ。家に帰ったら、詳しく話すんだよ」じゃぁ、後は、部屋でゆっくり休みなさい
そう言って、先生は、どこかへいった。
「さぁ、部屋で休むわよ」
そう言って、果穂に、支えられながら、へやえいく。
果穂には、ばれないように、
翔哉くんへ、手を振った。
翔哉くんはそれに返してくれた。
大変な一日だったけど、いい思いでもあったし、いいか。何て思った。