二重人格彼氏
皆には分からないように、"絶対に言うな"と言っているみたい。
そんなの"絶対にわない"ととおもいながら、
首を振る。
この場にいるのが恐いから、早く教室行こうと思った。
「早く行こー」
果穂にそう言いながら、引っ張る。
「うん」
ー放課後ー
「帰ろー」
「うん。ちょっと待って」
今は帰りで、教科書を鞄に入れているところ。
「お待たせ~」
「うん。いつものことだから」
は、ははは。
「遅くてごめん…」