恋ができるの?second
ー祐介ー

`先に帰るね´

かんなはそう言ったがおれは嘘だと分かりかんなの後をつけた


ここって…居酒屋…
ここでバイトしてたのか

俺は一旦家に帰り着替えてから店に入った

「いらっしゃいませ」

「1名様でよろしいですか?」

「あ、はい」

カウンター席に座ってかんなを観察した

よく働くな…

ずっと見ていた時、俺の隣のおっさんが

「おぉーいねぇーちゃーん」

「はい」

かんなを呼んだ

「ねぇ、今度こそ一緒に帰ろうよ〜ヒック…」
おっさんがかんなに触れた

かちん
ムカついた
でも我慢…

「ちょ、やめてください」

「いいじゃないか」
おっさんが抱きつく

プチン
俺の心のスイッチが切れた
もう我慢ならねぇ

俺は席を立った

ボコっ!
「俺の女に手を出すんじゃねぇ!」

おっさんは逃げた
そして…
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