恋ができるの?second
帰り道
僕たちは無言で歩いた

(なにか話した方がいいのか?)

そう考えていると

「なんで助けてくれたの?」
福山から話しかけられた

「わかんねぇ…ほっとけなかった…」

「それってさ私のこと…好きなんじゃない?…自意識過剰かもしんないけど」

その言葉を聞いてすぐに答えが出た

「あぁそうだ」

「え!」

「お前は…ほかの女と違う、なんか気になるし…それに今日のを見てすぐ助けてやりたいと思った、お前強いんだな」

「…ぅ」

「ちょ!なんで泣き出すんだよ!」

「だっってぇ…ヒック…潤くんが褒めてくれるから…嬉しいよ…」

「わかった!わかったから泣くな!」

すると福山は涙を拭い
「うん!」
僕に向かって微笑んだ

これが僕たちの…本当の恋の始まりなんだー…

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