恋ができるの?second


あたし達のため…

「このことは祐介には黙っていてくれ」

「うん、じゃあかえるわ」

あたしは直哉の家を出た
すると

!?

「よ」

祐介なんでここに…

「よぉ」
後ろから直哉の声がした

「かんな帰るぞ」

「うん」

あたしが祐介の元へ行こうとすると
後ろから直哉にグイッと腕を掴まれ抱きしめられた

「おい!」
祐介が怒鳴り出す

「お前が負けたらかんなはもらう」

「そんなこと…かんなが許可するわけ無いだろ!」


「ごめん祐介…」

「かんな…?
…お前何か吹き込んだのか」

「いや?オレは何にも言ってない」

「こりゃ本当に本気にならなきゃいけないみたいだな」


「あぁ明日が楽しみだ」

明日がクラスマッチ…
祐介ごめんね
心の底で応援してる
勝って!

あたしはそう願いながら日常を過ごした
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