マイペースガール (加筆修正&おまけ追加中)





ーあこが俺んちに来てから2週間





今日はあこの家にあいさつに行く日!


今日はあこの家族全員いるらしい…




やばい緊張する…






「拓斗?」




「あ、ごめん」




今はあこの家の玄関前


まさに家の中に入ろうとしているところだ。




一瞬スーツとか制服で行こうかと思ったんだけどこういうときこそ普段の俺の服装で行くことにした。





「じゃあ入ろうか?」



「ああ。」





柄にもなくかなりドキドキしてるよ俺…





「お邪魔します。」




「いらっしゃ〜い♪わざわざ挨拶なんてよかったのに〜!でも宣行さん驚くと思うわ!今日はあこが紹介したい人がいるとしか言ってないから」




え…普通、彼氏だって気づくだろ?




「宣行さんね、めちゃくちゃ鈍いの。拓斗くん毎朝家にきてくれてるのに彼氏いること全く気づいてないし、今日のこと言っても『友達か?』とか言ってるのよ〜!そこがまたいいんだけど♡」



相変わらずのマシンガントーク…


それにしてもあこのお父さん、そんなに鈍いのか…


あこがわざとかってくらい鈍いのはそのせいか!って血は繋がってないんだったな…



「お母さん、いいからいいから」




「えへへ、じゃあリビングにどうぞぉ〜!」




えへへとかほんとにあこはお母さんに似てんな



「はい、上がって上がって〜♪」




リビングに入ると



かなりかっこいい、でも落ち着いた雰囲気の男の人と

その人にすごい似てる男の子がいた。



この家族、かなり美形だな…



まあ、俺んちもか?


なんて考えてないで挨拶しないと!







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