マイペースガール (加筆修正&おまけ追加中)
「………し、た……」
嘘……
「名前は分かんないけど、女の先輩と…」
澪奈センパイの話は、本当…だったんだ…
「でも…!「もういい!聞きたくないから!」
拓斗がしてないって言ったら信じられた…
でも、したんだ…よね…?
澪奈センパイが好きなんだよね…?
こうするしか、ない…か…
「別れよっか、ね?拓斗」
「…は?」
だめ、まだ泣いちゃだめ…
グッと涙をこらえる
「なんかもう拓斗と付き合うのも飽きちゃった〜、ね?いいでしょ?」
「ちょっと待てよあこ!」
「そういうことで!」
はやく屋上から出たい
学校から出たい
午後のチャイムは鳴ったけど、走って学校からでた
ねえ拓斗…
澪奈センパイとこれで、心置きなく付き合えるよね?
よかった……
なんて、思えるはずないけど…
もうちょっと、遠くから見てるだけだから好きでいてもいいよね?