マイペースガール (加筆修正&おまけ追加中)
「ただいまぁ〜!」
あいつ、声でけぇな…。
っていつも思ってんな俺。
ーバンッ!
みことが突然部屋に入ってきた。
「拓斗!!!」
「は⁉」
て、何だこのデジャヴ感…。
「あんた、よくもあこにひどいこと言ってくれたね!見損なった!!!」
あ、あこから聞いたんだな。
そう言われて当然だな…。
「な〜んて、言うと思った?」
「は?」
「拓斗の判断は仕方ないことだったと思うよ?あたしでもそうすると思う。」
あれ…?怒鳴られるかと思った。
「でもねぇ、拓斗。あんたもうちょっと自分の幸せ考えなさいよ!」
祐樹と同じ言葉…。
「あこと仲良くして俺が嬉しくても、あこが悲しむんだったら意味ねぇし。」
「拓斗の幸せがあこの幸せじゃないって誰が言った?」
それは…そうだけど…
「でも、もう絶対泣かせたくねぇんだよ!」
「あんたもたいがい頑固だねぇ〜。」
さっきからみこと、祐樹と同じこといいすぎだし。
「みこと…祐樹と似てんな。」
「えぇっ⁉///」
「バレバレだな…。」
「うっ、うるさいな!」
よくこれで祐樹も気づかないもんだ…。
「話が逸れた!とにかく、あことのことはあたしに任せて!!!」
はぁー…。
祐樹もみこともまじで余計なことしないでくれよ…?