マイペースガール (加筆修正&おまけ追加中)
ーあことは話さないまま、夏休みに入った。
なーんか、なんもやる気がおきねぇ。
ープルルルル
祐樹から電話だ…。
「おう。」
『おー、拓斗!あのさー俺の期末テストの成績知ってる?』
「知らねーよ。」
『250人中235位!!!どうだ!』
「…自慢することじゃねぇし。」
頭あんまり良くないことは知ってたけどそこまでとは…。
『で、夏休みじゃん?だからぁ、拓斗に勉強教えてもらいたいんだよね〜。』
「いいけど。」
『拓斗ん家の別荘で!』
「は?」
『みことちゃんにはOKもらってるから!3人で行こう!』
「それならみことに教えてもらえばいいだろ?」
俺は今そういう気分じゃねぇんだよ。
『付き合ってもない男女が何日も一緒に寝泊まりはやべぇだろ?」
「何泊する気だよ…。」
『とにかく!頼むよ〜!このままだと留年なんだよ〜!』
「は⁉留年⁉それはやべぇだろ⁉」
『だろ?だからー…』
「はぁ…。分かったよ。」
『やったー!ばんざーい!』
「日付決まったら教えてくれ。」
『ほいほーい!』
あぁー、面倒くせぇ…。
ま、でも気紛れそうだしいっか。