マイペースガール (加筆修正&おまけ追加中)









プリン…いや茶碗蒸し?を食い終わってあこが



「ちょっとシャワー浴びてくるね〜。」



「はーい、行ってらっしゃ〜い。あ、使い方わかる?」



「うん、大丈夫!」





あこがリビングから出ていって




「「で?」」




「は?」



「だからぁ〜、あことどうなったの?」

「そうだぞ、俺さっき話の途中で、めっちゃ気になってたんだよ」





「さっき話した通り、告白して、あこは俺のこと好きだけど付き合えないだとさ。以上。」







「…以上って…さっきも聞いたけど何で付き合えねぇんだよ?」




「そんなの俺が分かったら苦労しねぇよ。」





「あこちゃん何でそんなこと言うんだろ?ねぇみことちゃん?」









「………あこ…やっぱり…」





ん?




「みこと、お前なんか知ってんのか?」







「知ってるような、知らないような…。」





「何だよそれ」





「あこはね、中学のときに悲しいことがあったの。そのトラウマっていうか経験で恋とか、付き合うとかしないって言ってた…。」





トラウマ…?



「でも拓斗のおかげでそういうこと言わなくなったから大丈夫かと思ったんだけど…」






「トラウマって何?」




「あたしも詳しく知らないし、あたしが勝手に話していいことじゃないと思うから…。」




「そりゃ、そうだよな…。」




「気になるんなら自分で聞くしかないんじゃない?」






「あぁ。」







俺があこと付き合いたいってのもあるけど…


あこがまだ中学のときのことを引きずってるなら、どうにかしてやりたい…。








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