恋の華が舞う季節
ドクン……


蜜柑は踵を返し、教室から出て行く。


私はその場に佇み、動けなかった。



――蜜柑……



私はまた――

間違えてしまった。


自分の感情ばかりで、何人傷つけた?



ああ、最低だ――



もう、何で自分の感情が上手くコントロール出来ないんだろう。
< 117 / 254 >

この作品をシェア

pagetop