恋の華が舞う季節
窓から見える朧月は、私を気持ちを見透かしているようだった。


クローバーが彫られている指輪は、未だに捨てれない。


いや捨てる事なんて出来やしないんだ。


カーテンを閉めベットに横になると、そのまま深い眠りに包まれた。


「し……ん」


ポタッと一粒の涙が――零れた。


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