恋の華が舞う季節
最初はみんなから、色々言われていたけれど、今、秦はクラスの中心的存在。


特に下級生からは、告られているらしい。



私は秦と付き合って、もう、分かったんだ。


こうやって今はゆっくり流れる時の流れに、やっと気付けた。




新緑の時期。
新たな葉が生える時、私の心も――変わっていく。



「俺結衣の傍にいて、いいの? 本当は……」



「私……。もう迷わないから」




色々あった。


ありすぎて辛かった。


もうあの日々には戻らない。



私は強くなりたい。
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