恋の華が舞う季節
本当の強さを、見出したい。


放課後の空は――
夕焼けが綺麗で、真っ赤な夕日が差し込んでいく。


「樹」


「ん?」


「私といるのが辛くなったら、私の事、離してもいいからね?」


「何だよ、急に改まって……」


「だって傷つけることでしか出来ない私なのに……」


「ばーか! 
 俺は何回傷つけられたって、好きな子だったら別にいいし。
 上等だ」
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