恋の華が舞う季節
廊下を走って、靴も履かずに自転車置き場へと向かう。



やっぱり秦は、蜜柑と一緒にいた。



「秦!」


「結衣、何しにきたのよ?!」



蜜柑が前に立ちはだかる。



「お願い、聞いて!!」


「今更何を?!」


「私……」

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