恋の華が舞う季節
嫌じゃないけどやっぱり、デートとなるとお互い、負担が大きくなるんじゃないかな……。



交通費とか

電車代とか



その他もろもろ……。


樹に頼ってばっかりだし。



「私……」


「断るなよ?
 ったく、結衣はすぐに顔に出るな。
 
 心配するなよ。
 俺の頼みなんだから、俺が最後まで責任もつから」



「でも!」


「俺が、結衣と一緒にいたいって思ったんだからさ」
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