恋の華が舞う季節
ガタンゴトン……。


ゆっくり揺れる、電車。


まるで私の心のよう。



またあの時の後悔をしたくないよ。




「好き……っ!」


「――え?」



「お願い……。
 私を、樹の心でいっぱいにして欲しいの!!」
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