恋の華が舞う季節
やっぱり――


こんな中途な気持ちじゃ、無理だ。





日が経つにつれて、この気持ちは薄れて行くと思った。


だけど、それどころか、今よりもっと結衣を好きになっていくんだ。




俺は――


やっぱり、アイツじゃないと駄目なんだよ。



どこが好きなのかとか、どうして好きなのかって聴かれると、正直答えられない。




でも、気持ちは結衣を向いてるんだ。
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