恋の華が舞う季節
でも――


好きで、好きで……


気持ちが止められなかったのに、結衣は違った。


自分で自分を、その過去について、独りで抱え込んでいた。


そして、告げられた時、俺は真っ白になって……


あの日から、もう、時間が止まったかのように、生きていた。
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