恋の華が舞う季節
愛の本当の意味を、私は今、知ったんだ。


肌から伝わる熱は、温かく私を包み込む。

それは優しくて眩しくて、大切なもの。






――好き……



秦が私に触れる度に、愛が膨らんでゆく。



「……有り難う、私を好きになってくれて。

 私、秦がいなかったら、進めなかった。
 本当に、想ってくれて、大好きだよ」



「――うん……」



私達は――



ひとつになる。



繋がれた“愛”は確かな未来へと色づいてまた、優しい時間へと、進めてくれる。











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