Secret door...


若くない?
え、こんなものなの?


「ちょうど我が校の制服を渡したかったんだー」


のーんびりとした口調で言う理事長。


「まあ、立ち話もなんだし僕の部屋へおいで」


僕の部屋って…


理事長は、私をそのまま部屋へ案内した。



「ここ…学校、ですよね?」


だって案内された場所が物凄く一軒家風だったから。



「んーまあ、敷地内ではあるかな」

淡々と答えをくれた。


「ここお嬢様学校ですよね?」


そう言うと、理事長は
ははっと笑って


「面白いことをきくね。まあ確かにそう思うのも仕方ないと思うけど、残念ながらお嬢様学校じゃあないよ」



これでお嬢様学校じゃなかったら
一体ここはなんなんだ…


「ただ生徒にのびのび暮らしてほしいだけだよ」


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