Secret door...
「どうでもいいから早く降ろしてよ!!」
本当に何を考えてるのかわからない、こいつ。
「どうでもよくねーよ。とりあえず暴れるな。重い。」
!!!!!!
返す言葉がない…
重いよね、痩せなきゃだよね…
少しだけ落ち込んだ私。
「…………ほら、」
変態残虐野郎が向こうを指さして呟く。
「なによ…もう…」
そしてやっと残虐野郎の腕から解放された。
指さしていた方を向くと、
「…………え」
大通りにでてる…
しかも奥に学校?
さっき行き止まりだったよね?
塀に囲まれてたよね?
変態残虐野郎…
「なに、どんな魔法!!?……って、あれ?」
そう振り向いた私の目の前に
アイツの姿はなかった。
おかしいな。
確かにいたはずなのに…