my sweet love~second~
眠った覇瑠を起こさないように
部屋をでたら
腕を組んでしかめっ面の龍がいた
「龍?」
「覇瑠ねた?」
「うんすぐ眠ったよ」
「そっか…どうしようか
荘は夜までには帰ってくるはずだし
このままでもいいけど
俺明日9時過ぎには出るし…」
「私も明日学校だし…
でも覇瑠学校行くって言いそう」
「てかそもそもなんで喧嘩したんだ?」
「なんか覇瑠が体調悪くて
でも隠して学校行こうとしてて
そこで荘に止められてみたいな」
「珍しいな荘が怒るの」
「覇瑠、ひさしぶり具合悪くて
風邪だって認めたくなかったらしい」
「早めに言えば悪化しないのに…」
「まぁそうなんだけどね…」
「とりあえず荘に連絡するか」
そういって電話を手に取った龍を
隣で眺めながら声をきいていた