my sweet love~second~




「ゆず?」

「ん?」

「傷…見るか?」

「まだ、みれない…」

「柚がみれる時でいいよ
消毒だけやらせてな
ちょっと冷たいけど我慢してな」


「痛い?」

「ううん大丈夫だよ」

さっきまでほとんど無言だった智が
補佐に入って
横になったままの私の服を開けて
胸の傷の消毒をしてくれた




消毒が終わって龍はオペがあるからって
急いで出て行って
私と智の2人になった

「柚よく頑張ったな本当」

「私より龍が頑張ってくれたから…」

「起きた時相当痛かったろ
これから痛みが出てきたら
点滴か注射することになるから
ひどくなる前に言えよ」

「うん。
あ…悠元気?」

「あぁ悠は元気だよ
覇瑠がちょっと体調崩してるけど」

「大丈夫なの?」

「一昨日高熱でぶっ倒れてさ
でも珍しく今日の朝には
ほとんど下がってたみたいだから
大丈夫だと思うよ」

「そっか…
皆元気そうでよかった」


「2人も早くゆずに会いたいってさ
痛みも引いて元気になったら
すぐ会えるようになるからさ」


「わたしも早く会いたい…
だから1日でも早く復活する」

「おぅ
俺らがサポートするよ」

「ありがとう
智そろそろ仕事戻る?」

「あーあぁ戻るわ
なんか欲しいものとかあるか?」

「今は大丈夫」

「ゆっくり休めよ」

「うん」

智が出て行ってすぐ
睡魔に勝てず私は眠りについた





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