my sweet love~second~
「柚挑戦するのはいいけど
無理して戻したら辛いの柚だからね
今は無理に口にしても
胃が余計荒れちゃうから
気持ちわるい時は食べないで?」
「うん…わかった」
「それでも食べれそ?」
「…わかんなぃ
けど……食べてみてもぃ?」
「俺も智も居るし
柚が食べてみたかったらいいよ」
そう言われてスプーンを手にしたけど…
「ねぇ…」
「ん?」
「2人して…見てると食べずらい」
「あ、ごめん笑」
「俺らも食うか
おれ持ってきたんだけど龍も食う?」
「まじ?サンキュ」
「そいえば龍もう上がり?」
「ん?あぁ上がり
でも今日は泊まろうと思ってる」
「言うと思った。
俺着替え持って来といたから。
俺はあと少しいたら帰るけど」
「マジでか?ほんと気効きすぎ。
まじありがとう助かるわ」
「いやいや悠がさ笑」
「あ、さすがだわ。納得」
「おい笑
俺じゃないから納得みたいな」
「ん?もちろん笑
ってうそうそまじ感謝してるよ」
二人のそんな話を聞きながら
少しホッとしたような気分になって
固まっていた腕を動かして
口元におかゆを一口運んだ
智と話しながらも
さりげなくこっちを見てる龍の
視線を感じつつも
少し噛んで飲み込んでみた
…あ……
これダメなやつかも…
私がそう感じたのは
二口目を飲み込んだとき。
倒れた時にも感じた
胃から何かが
せり上がってくるような感覚
あの時とは
比べ物にならないほど
小さな感覚だったけど
それは私に大きな警報を鳴らした