my sweet love~second~



感じた不快感に
少し焦り冷や汗を感じながら
黙ってスプーンを置き
角度のついたベッドに背を預けた


「気持ち悪くなっちゃった?」
脈を測るためか
龍はさりげなく私の手首を触りながら
私に優しく声をかけてくれた

「んーん
ほんとちょっとだけ…
上がってくる感覚……」


「じゃあ暫くは
横にならないほうがいいね」

「俺ら横で食べてても平気?」

「全然だいじょうぶ
むしろその方が楽…」


私の言葉を聞いて
食事を続ける智とは正反対に
龍は診察モード。

そんな中私は
会話中から若干感じ始めた目眩に
龍の診察を待てずに目を閉じた


そこには触れずに
龍は体温を測ったり聴診をして
最後に私に声をかけた

「柚。目開けて?」
黙って目だけを開けると
下瞼を下げられて一言
「そういうことね
もう目つぶっていいよ?
耐えられなくなったらいって」

とだけ言って
龍も智とご飯の続きを始めた



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