my sweet love~second~
「てか、柚目眩大丈夫か?」
私と龍の間で
会話が終わった頃智が口を開いた
「ん…ちょっと」
「ちょっと悪くなった?」
「…ぅん」
「龍。ちょっと薬
入れたほうがいいんじゃないか?
余計に吐き気ますぞ」
「確かにな…
貧血の点滴入れるか…
ちょっと取ってくるからよろしく」
「おう
あ、柚熱計っとこうか」
されるがままで熱を計られて
取り出した体温計には
38度の表示がされてて
智も驚いた表情をしていた
「大丈夫か?
これは辛いだろ…
貧血落ち着けば少し楽になるからな
きつかったら目瞑ってていいよ」
確かに少し怠かったけど
まさかそんなに熱があるなんて
自分でも驚いたし
自覚すれば怠くなるのもあって
気持ち悪さと怠さ、目眩で
目を閉じた途端に
睡魔に襲われて
龍の帰りを待つ前に眠りについた