my sweet love~second~
目が覚めた時
あれからだいぶ時間は経っていて
部屋の電気は消えていて
枕元の小さな光だけだった
そして龍も簡易ベットで
眠っていた
ずいぶん寝たからか
目眩はなくて体のだるさも
少しはましになった気がする
龍眠れてよかったな…
なんて考えながら
龍を見ていたらなにか違和感を感じて
じっと龍を見ていたら
龍の苦しそうな呼吸が聞こえてきた
え…?
不思議に思うのと同時に不安になって
楽になった体を起こして
龍に近づいてみると
空調でちょうどいい室温のここで
汗をかいて苦しそうにしてる…
暗いからあまりわからないけど
顔も赤くなってるようで
触れた額はとても熱かった
どうしていいかわからなくて
とりあえず携帯で智に連絡した
『もしもし柚?
どうした?』
「智!あの、あの龍!
龍があの…」
『ちょ、まって
ゆず落ち着いて?
龍がどうしたの?』
「あの私今起きたんだけど
龍寝ててでも苦しそうで
熱もあって…どうしよっ」
『今ねそっちに荘がいるから
おれ連絡するから大丈夫だよ
とりあえず柚は落ち着いて』
「う、うん…ありがと」
『俺も今から行くから安心して』
それだけ言われて
智は電話を切った