my sweet love~second~
「…っ!…ず!……ゆず!」
暗闇の中で荘の声が聞こえて
重い瞼を押し上げた
その瞬間
全身に何かが乗っかっているような
重さと怠さを感じた
「ゆず!
今すぐ熱下げるからね!
意識だけは保って!」
かなりの体の熱さに驚いた
そして荘の準備とともに
視界にいた智が少し私の体を抑えた
そして荘が注射を入れ始めたら
薬が入ってくる感覚…
それを感じた直後
注射を刺された場所から徐々に
燃えるような熱さを感じて
じっとしていられなくなった
ダメなのはわかってるけど
そんな気持ちじゃ抑えられなくて
勝手に体が暴れ始めた
「ゆず!大丈夫だよ
熱いよねあとちょっとだから!」
智は私に声をかけつつ
抑えるのに必死で
私も私で内側から燃えるような熱さで
体が勝手に暴れ続ける…