my sweet love~second~
「柚疲れてない?」
「少し…」
「診察していい?」
「うん……でも…」
「ん?」
「なんか変……ここ…」
私が指差した胃の付近を
智は少し顔色を変えながら触診した
「柚この感覚…
もう胃痙攣始まってる」
「…え?」
「今薬が入ってるから
これ以上はひどくならないと思うけど」
「そう…なんだ……
覚えとく…」
「うん。
熱はかるね」
しばらくして
静かな病室に響いた電子音で
終わりを告げられ確認すると
「7度7分…」
「んーなかなか、下がらないね
他に症状ある?」
「さっきからちょっと
気持ち悪い…」
「吐き気でてきたのか…
気づけなくてごめんな
背もたれ斜めにするね
この状態楽?」
「だいぶ楽」
「よかった
このまま眠れそうだったら
眠れるのが一番いいかも」
「うん」
そう言われ眠れるか思いながら
自覚はないものの体は疲れてるらしく
目を瞑ると
そんなに時間をかけずに眠りに落ちた