ロールキャベツ系男子に恋してしまった結果。
結局あの日から連絡をしていない。
「今日は…一緒に帰れる?」
「うん。あ、あとちょっと寄りたいとこあるんだけど、いい?」
「?う、うん。いいよ」
そっと手を繋ぐと、彼は生徒会室の前で立ち止まった。
後期生徒会役員選挙は確か9月。
締切日は1学期中。
「ちょっとがんばってくる」
「待った…!」
「え?」
恥ずかしがるな、あたし。
そう言い聞かせると、隆裕くんの頬にちゅ、とキスをした。