ロールキャベツ系男子に恋してしまった結果。
「え…」
そこには前ほしいと思ってたブレスレット。
顔を上げると優しいキスが落ちる。
「やっと…四ヶ月」
小さく呟く隆裕くん。
おでこがくっついたままで、少し恥ずかしい。
各々の手を各々に包まれる。
指が少しずつ動いてくすぐったい。
「あんな駄目元カノに会わせてほんとごめん。」
切なく顔を歪ませる。
「謝らなくていいんだよ。隆裕くんは何にも悪いことしてないよ」
「ありがとう。これ、欲しがってたのさ、4ヶ月記念ね。」
ブレスレットをあたしから取ると、手首に付けて、キスをされる。
「顔真っ赤だね」
隆裕くんは、顔を覗きこんでくしゃ、と笑った。