ロールキャベツ系男子に恋してしまった結果。
あ、そうだ…
「あの、質問いいですか?」
「うん」
「舞田甫、っていう人身内にいません?」
それを聞くと、舞田くんは少しむせた。
「甫のこと知ってんの?」
「あー…ちょっと前知り合いを通じて…」
「まじかよー…あれ、双子の兄の方」
??
「ええ!?」
「うわー世間ってせめえなあ…」
少し頭を抱える舞田くん。
「でもあいつと俺あんまうまくいってないんだけどね」
「あ、そうなんだ…」
「二卵性だから全然似てないんだけどね」
「あ、秋穂こんなとこにいたー!」
七海の声が聞こえる。
「はあ?裏口?…バイトくんまで!?」
原くんは状況を飲み込めてないらしい。
「…秋穂、何やってるの。心配したじゃん」