ロールキャベツ系男子に恋してしまった結果。



結局七海達の勝ちだった。



「さーてと、そろそろバーベキューの準備でもすっか?」

原くんの言葉にん?と思う。





「え?そろそろ帰らないとまずくない?」


あたしが返すと、



「は?何いってんの?俺、七海と今日こっちの方で泊まるから」



「え!?」



隆裕くんも少し驚いた顔をしている。



「…で、バーベキューかあ…羨ましいなー」



「ん?お前らも今から宿とればいいじゃねえか。ってか赤坂のおじいちゃんの家泊まれば服もあるしタダだし良いんじゃね?」



「そーだよ、そうすれば?」



え…



「あー、それはちょっと無理かなあ」



困ったように原くんと七海を見る隆裕くん。



少しだけ。


ほんの少しだけだけど、



胸の奥がズキッとした。





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