ロールキャベツ系男子に恋してしまった結果。
「隆裕くん?どうしたの?」
10日逢ってないだけなのに。
更に前髪の長さが増えた隆裕くんに心臓がバクバクで、
「ごめん、来週メールもできないかも…」
「そんな切ない顔しないでいいんだよ?もう学校はじまったんだからいつだって逢えるよ。それにあたしは隆裕くんの邪魔をするのが一番いやだからさ、ね?」
少し時間をあけて複雑そうな顔をして、隆裕くんは頷いた。
「でも、再来週は少しは楽になるから。だから、また再来週デートしよっか」
「うん、ありがとう」
こんな事しか返せない。
「がんばってね。ずーっと応援してる」
隆裕くんは教室へ戻っていった。