ロールキャベツ系男子に恋してしまった結果。
「ありがとう」
「ねー、秋穂たちもやればいいじゃん!」
七海が間に入る。
「ん?なんのこと?」
隆裕くんが七海を見た。
「だからー、はちまき!ただでさえ色違うんだから…!」
あたしの学校はクラスではちまきの色が違う。
隆裕くんは頭の上が?だらけ。
「あー…原くんと七海がさ、おんなじふうにはちまき巻いてて…」
するっとあたしの手に持ってたはちまきがなくなる。
右うでの二の腕部分のTシャツの袖のすぐ下の部分に違和感を感じた。
「こういうこと?」
隆裕くんの左腕のTシャツの袖の位置のすぐ下に巻かれてるハチマキ。
あましの右腕にはまったく対照的に同じように巻かれてる。