ロールキャベツ系男子に恋してしまった結果。

「どうしたの？」


「大丈夫？」


という声が響く。



その子は小さく


「ごめん、後一競技あるのに捻挫しちゃった」



と呟くように言った。


「その競技なんだっけ？」



「確か借り物競争じゃなかった？」



彼女は少し申し訳なさそうに頷く。