ロールキャベツ系男子に恋してしまった結果。
「はい、これ。カルピス」
はしっこを持って渡されるから掴みにくい。
「隆裕くんなんでそんなあたしと距離置いてるの?嫌いになった?」
もう自分らしくないような不安が訪れる。
隆裕くんにこんな風に避けられたのが初めてだから。
きっとあたしが恋ができるのは隆裕くんしかいないから。
「違うよ、逆。秋穂が髪の毛濡れてるし、足の露出度普段よりあるし、
理性と戦ってるの。いくら僕だからって、ここまでが限界」
隆裕くんは自分の手の甲で口をおさえた。