ロールキャベツ系男子に恋してしまった結果。
「それに、こんな画像も添付されていました。」
そこには、さっき小学生に突進され羽田くんに抱きついてしまった写真。
「二股とはあまり良い趣味をお持ちには思えません」
隆裕のお母さんが口を開く。
「隆裕が突然医者になりたい、だなんて言い出して…
親のしいたレールは嫌だ、なんていう最近の子供に多い、そんな考え方を貴方が植え付けたように思えますよ」
この人たちは、
一体、
隆裕の何をわかってここまで喋っているんだろうか。
「それに七草さんは容姿も清純そのもので、頭もよく、隆裕の相談相手としては最適だったと聞いています。
それなのに貴方が隆裕を脅して付き合わせたと。
それにこんな二股だなんて…」